薄桜鬼感想

以下今週の薄桜鬼感想です～

まず言わせてもらう。近藤さんテラ権現です。
もうね、涙腺がゆるゆるですよ。
何なんでしょうね。もうホントゲームのときも泣かされましたがアニメは何がいいってあの土方さんのキレた表情！！アニメならではというかもうなんていうか・・・・たまりません涙腺とかいろんなとこが。

ニコニコとかで見てると近藤さんずっと好感度ガタ落ちだったじゃないですか。
「君は勝てる戦しかしないつもりか」とか「撤退はしない！」とか「貴様それでも武士か！」とかちょっと調子こいた発言多かったし。でも、私的にはホントつらいわけですよ。
近藤さんは実際はホントにいい人で、千鶴が来たときも彼女を気遣ってやれる数少ない人だったし、どんなに険悪なときでも決して周りのフォローを忘れることをしなかったまさに「局長」だった。あの局長像を作るために鬼の副長としての異名を持つほど鬼畜になった土方さんと、よくバランスが取れていたんですよ。
それが、新撰組がだんだん有名になっていって、自分も大名の位をもらって、相当うれしくて舞い上がっちゃったんでしょうね・・・。左之さんが誰だったかのルートで言ってた「分不相応なおもちゃもらってはしゃいでるガキみたいな」という表現がものすごく的をいていてびっくりしたのを覚えているのですが、それだけなんだか旗から見ても痛かった。某テイルズシリーズにもいたよなこういうやつ。赤い髪して「俺親善大使！」みたいな。
ただ、舞い上がるのは当たり前なんですよ。
もともと貧乏道場の、大して有名でもない家の跡取り息子だった自分が、いまや京都に名をはせる新撰組の局長！？マジで！？大名！？なにそれかっこいい！俺超かっこいい！！あたりまえですよねー。誰でもそうなります。
でも、それは京都に名をはせる新撰組局長にとってはあるまじきことだった。それは、土方さんが局長に「先頭に立つ」という局長がすべき使命を、おいしいところだけやらせてしまったからであり、そこは土方さんもきっと見越していなかったんでしょう。面倒な、大変な仕事は全部土方さんが片付けて、だから近藤さんはそれこそ「心証」という点では誰より局長でしたが、仕事面では学級委員長以下になってたわけですよ。
で、戦争になったから指揮は総大将が！ってなっても、当然軍記モノ読んでるだけで知識も浅くなによりアホの子で舞い上がった状態の近藤さんが正しい指揮を送れるはずがない。
しかたないんですけど、新八やニコニコの人たちが「調子乗るな！」って思うのもまた仕方ないわけです。

でも近藤さんはやっぱり優しかった。戦争のときだって、目の前で人が死んでから気づくし、考えなしに動くから後から絶対後悔してｼｮﾎﾞｰﾝってなる。でも、考えてみると、彼は相当のアホですが、同時にものすごいやさしい人なワケです。
本当に彼がどうしようもないバカ大将で「俺大将だから言うこと聞け！」みたいなふんぞり返った勘違い男だったら、まず自分から「突撃ー！」とかしない。「大将は奥ですわってるもんだ！」とか言って、ぜったい動かない。でも、後ろで黙ってみているのは人として絶対いくないとおもった。だから、ちゃんと自分も突撃したし、目の前で人が死んだらちゃんと気づいた。救いようがないわけではないんです。ただ単に子供なんです。

だから十六話では、なんだか近藤さんが昔に戻った上にちょっと大人になったように思えて、ホントにうれしかったんです。そうなんだよ！見てくれみんな！アレが本来の近藤さんなんだよ！ってみんなに言いたい。

とにかく、近藤さん。あんたホントすごいよ。
あれこそが太陽だよ。

で、だ。

次回予告に私はのけぞった。

左之さん！？あんたどしたの！？

次回予告で、ものすごい形相で激昂していたアレは間違いなく左之さんだよな・・・。髪の色は、暗くて土方さんみたいになってたけど、いやでもあの目の色と服装は間違いなく左之さんだ・・・。
あんなイっちゃってる左之さんはもう見たことがないんで、なんかドキドキします。
なんで左之さんはあんなにキレたんだろう・・・。来週が楽しみです。

次回も間違いなくシリアスだね！大好物ですごめんなさい。


最後に、オトメイトスタッフブログの今日のあの少年は沖田くんだよな・・・。
「・・・ただ、転んだだけです。僕、そそっかしいですから。」

この発言、どっからどう聞いてもいじめられっこです。
「沖田君どうして靴はいてないの？もしかしてあなたいじめられてるんじゃないの？」っていう担任の先生に「忘れてきました。」とか言う心を閉ざしたボロボロランドセルの少年、みたいなシュチュエーションじゃないか！！どう見てもいつもの沖田くんのキャラじゃないぞ！どちらかというと平助のふんどしとか隠すタイプじゃないか！
それにしてもいじめられっこ沖田君はけっこう・・・・。



おいしい。